【「脱☆ドンブリ経営 !実践法」~in かごしま商人塾~】

2月7日(火)鹿児島商工会議所主催 かごしま商人塾 「第6回 経営戦略/キャッシュフローマネジメント」の講師として、二木が登壇致しました。「お金の流れと経営の勘所が一目で分かる! 脱☆ドンブリ経営!実践法」をテーマに、経営理念・ビジョン、お金のブロックパズル、経営戦略作成法等について、お話し致しました。

セミナー内容

Ⅰ. 経営理念・ビジョンを描く(行き先)

Ⅱ. 会社のお金の流れを、たった1枚の図で把握する(現在位置)

Ⅲ. 利益を倍増させる、経営戦略作成法(行き方)

Ⅰ. 経営理念・ビジョンを描く(行き先)

▶迷子の3要素

なぜ子供は迷子になってしまうのか?それは、現在地、行き先、行き方が分からないから。

では、それを経営に例えると… なぜ、経営者の多くが迷子(ドンブリ経営=計画性の無い経営)になってしまうのでしょうか?

それは、①現在地(現状)、②行き先(経営理念・ビジョン)、③行き方(戦略・経営計画)が分からないからです。

▶成果の上がる経営者の思考プロセス

②に辿り着くためには、小学校の学習科目に例えると、多くの方が「目先の業績(算数)→やり方(体育)→あり方(国語)」の順序で物事を進めていますが、実際には「あり方(国語)→やり方(体育)→成果(算数)」の順序で進めていくことが重要です。あり方は経営者の考え方、つまり内側から湧き出てくる自身の想いであり、会社の使命感や存在意義を言語化したものでなければなりません。つまり、まずは国語が大事です。

▶ビジョンとお金を両立させる経営体系

経営理念やビジョンといったあり方があるからこそ、そこに辿り着くための行き方(戦略・経営計画を立てること)を描くことができます。

あり方を考えることは、すぐに成果に繋がるわけではないため、なんだか遠回りに感じてしまうかもしれません。ですが、あり方を「言語化」することは、経営者の考えを社員に伝える強力な道具となり、それが社員の行動を生む源泉となり、その行動がないと成果には繋がりません。

▶みかんの木

次に業績をあげる組織をみかんの木に例えて説明しました。みかんの果実(業績)を実らせる為には、幹(経営理念、ビジョン、経営戦略、経営計画)が無ければ、栄養を吸い上げることは出来ません。

その栄養(根っこの部分)というのは、内部環境(ヒト、モノ、カネ、情報、ノウハウ・技術力、時間)です。それは、土の中にある見えにくい部分ですが、ここの栄養の部分が充実していないと果実は実りません。ここがまさに経営の根幹の部分であるということをお伝えしました。


本レポートでは、避けては通れない「Ⅰ. 経営理念・ビジョンを描く(行き先)」についてピックアップし、お伝えした内容の一部をお届け致しました。

今回は2時間のセミナーということで、ポイントを押さえてお伝え致しましたが、「次世代経営者セミナー さくら優和 二木塾」では、今回お話ししたⅠ~Ⅲのほかにも、経営者・次世代経営者の方向けのカリキュラムをご用意しております。

ご興味のある方は、是非「さくら優和 二木塾 第5期」へご参加下さいませ!


鹿児島商工会議所HP(http://www.kagoshima-cci.or.jp/

明快マネジメント研究所HP(https://k-futaki.com/