次世代経営者セミナー「さくら優和二木塾」鹿児島第1期は2019年7月より開講し、現役経営者・後継者・幹部候補など20名の方にご参加いただきました。
5ヶ月間、全10回の研修うち前半の5回について、セミナーの内容、様子をご紹介いたします。
第1回 ブレない経営の基軸をつくる
第1回目は経営者の「考え方」や「価値観」を自社 の存在意義や判断基準となる「経営理念」に関する内容がメインとなりました。
「考え方」や「価値観」など、経営者自身の「あり方」に着眼し、自身を言語化することからスタートしました。
開講直後は若干、緊張されている方もいらっしゃいましたが、グループワークで個々に意見を出し合い、コミュニケーションされる中で、 半日も経てばすぐに打ち解けているご様子でした。
第2回 勝てる仕組みを組み立て、実践する
ビジネスモデルとマーケティングの構築、人を育てる仕組みとして人事戦略や人材育成方法など、「勝てる仕組み(ビジネスモデル)」として、マーケティング 、営業、人を育てる仕組み、時間管理術等「やり方」を中心に講義を行いました。一貫したキーワードは「価値」でした。
第3回 財務基礎力をつける
基礎的な貸借対照表・損益計 算書・キャッシュフローの関係性から、後半は資金繰りについて、経営者のスキルとして必要な財務知識について学びました。
経営者は営業は得意だけれども、数字は苦手という方が多いようです。 その苦手意識を克服するため、基本を押さえつつ、経営判断に必要なポイントを事例を活用しながらお伝えいたしました。特に会社の重要な生命線である資金繰りについては、金融機関の審査の 着眼点なども加味し、自社の置きかえ実践的に分析できるよう演習を行いました。
第4回 事業承継対策①、ゲスト経営者講話①
第4回は本講のテーマでもある「事業承継」について、どこから着手するか、そのポイントについて事例を交えて解説しました。
また、ゲスト講話では経営者講話①では、ヤマエ食品工業の江夏啓人常務をお招きして、経営を引き継ぐ身のとしての心構え、従業員への想い、接し方等について成功例や苦労した点など、様々な経験から熱く語って頂きました。講義後の質疑応答も活発で、受講者の皆さんは大いに刺激を受けたようでした。
第5回 経営数字力を高める(経営環境・自社分析)
今回は場所をかえて、霧島ホテルで1泊2日の合宿研修。
経営数字力を高めるため、たった1枚の図で、経営全般が見渡せ、経営の勘所が掴める「お金のブロックパズル」を中心に学びました。
これを基本に、キャッシュフロー着眼モデルで、利益アップ法をグループ単位でディスカッションしてもらい、遅くまで議論が白熱していたようでした。