6月16日(金)鹿児島中央ビルディングにて「事業承継・M&Aセミナー」を開催致しました。
講師は、弊社 代表取締役社長 新徳 博幸(しんとく ひろゆき)。テーマは「誰に、何を承継するのか?経営戦略の選択肢「M&A」とは?」、日本の中小企業の現状や多様化する承継スキーム等についてお話し致しました。
セミナー内容
Ⅰ. 事業承継にまつわる中小企業の現状
Ⅱ. 事業承継のスキーム
Ⅲ. M&A等事例
Ⅰ. 事業承継にまつわる中小企業の現状
2021年度版 中小企業白書にも記載されているように、経営者の高齢化が進む中で、中小企業の事業承継は社会的な課題として認識されています。
(中小企業庁 2021年度版 中小企業白書:https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/chusho/b2_3_1.html)
そもそも「事業承継」とは何なのか。「事業承継=相続対策」と捉えがられがちな事業承継ですが、
中小企業庁のHPを覗いてみると「「事業承継」とは、企業の熱い想いや技術を次の世代へつなぐこと」が、事業承継の定義とされています。
(中小企業庁HP 財務サポート:https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/know_business_succession.html)
もちろん、相続対策も必要なことではありますが、
果たして 相続対策だけで「企業の熱い想いや技術を次の世代へつなぐこと」が出来るのでしょうか?
実は、経営者の相続対策は、事業承継に必要な項目の中のひとつに過ぎません。
事業承継には「経営」と「資産」この2つの承継を、どのように承継するのかを検討/実行することが必要なのです。
では、この2つの承継はどのように行われていくのでしょうか?
中小企業庁HPには「事業承継ガイドライン」というページがあり、事業承継計画作成のために必要な内容が、ずらっとチェックリストとして用意されています。
(中小企業庁 事業承継ガイドライン:https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/shoukei20/q19.htm)
ガイドラインを見てみると、”約90個” もの項目が用意されており、2つの承継をするためには、考えなければいけないこと、やらなければいけないことが、山ほどあるのだということが分かります。
つまり、事業承継とは「はい!明日から宜しくね!」なんて簡単に出来るようなものではなく、沢山の「時間」や「手間」が必要で、且つ「バトンを託す人」と「バトンを継ぐ人」がいて、初めて出来るものなのです。
セミナーでは、中小企業の現状を踏まえた上で、事業承継の形やM&Aを選択した場合の具体的な流れ/事例についてお話ししました。
事業承継をすることは、そこで働く人々の生活や地域経済を守ることにも繋がっていきます。
企業の熱い想いや技術を次の世代へつなげていく為には、「経営」と「資産」この2つの承継をどのように承継するのかを、検討/実行することが必要です。
事業承継について考えること、行動を起こすことに早すぎることはありません。時間をかけて考えられるうちに、是非、考える機会をつくって欲しいなと思います。
セミナーにご参加頂きました皆様、誠にありがとう御座いました。
「次世代経営者セミナー さくら優和二木塾 第5期」は、7月より開講致します。
ご質問等御座いましたら、お気軽に弊社まで(TEL:099-203-0130)ご連絡下さい。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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